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「売れる米づくり」に向けて

2003年6月に政策による生産調整が廃止され、「売れる米づくり」を促すことを目的とした、改正食糧法が成立しました。

戦後、お米は国が全量買い入れしていましたが、消費者の米離れや栽培技術向上で米過剰が続き巨額の赤字を抱えてしまったため、減反政策、食管法の廃止などが進められ、今回の制度制定により流通規制も大幅に改善され緩和されました。

新制度の導入により、急速に市場化が進むかどうかはわかりません。助成金が増えたりしないか、米からの転作で他の作物が生産過剰にならないかなどの課題が残ります。

ブレンド米

ブレンド米とは、銘柄や産地、年産が複数ある米を混ぜたものです。米の袋には、「複数原料米」と表示されていますが、内訳表示は義務化されていません。

国は味のいいブレンド米を作るように指示していますが、消費者の銘柄米志向は強いのではないかといわれ、期待できないものとなっています。