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ごみ固形化燃料の問題点

生ゴミや廃プラスチックなどの可燃ゴミを砕いて乾燥させ、長さ数センチの棒状に固めてできる燃料が、ごみ固形化燃料(RDF)です。形が一定、小さくダイオキシンも出にくいということから、日本では1990年代から、発電やボイラーなどに使用されていました。

しかし、2003年の大事故を皮切りに、全国で火災や異常発熱が起こっていたことが明らかになりました。

RDFは米国で開発されましたが、米国と日本では原料となるごみの性質に大きな違いがあり、日本のRDF内には水分と微生物が混入することが多いことから爆発につながりやすいという問題点があります。また、安全基準にも問題があることがわかり今後の課題となっています。

再生可能エネルギー

再生可能エネルギーとは、風力、太陽光、太陽熱など資源として限りがなく、環境への影響も少なく抑えられるエネルギーをいいます。

2003年4月には新エネルギー利用特別措置法が作られ、電力会社に販売電力一定量を再生可能エネルギーですることを義務付けました。その際、RDFも候補にあがりましたがごみの排出を促すとして含めないことにしました。