2003年の国際情勢で、一番印象に残るのはやはり、米国とイラクの戦争でしょうか。米国が対イラク戦争に踏み切りフセイン政権を軍事力で倒し、ブッシュ米大統領は5月1日にイラク戦争の勝利と戦闘の終結を宣言しました。
しかし、フセイン残党などがテロを頻発、また大変な被害となりました。潜伏していたフセイン大統領を確保拘束しましたが、その後もテロはやむ気配がなく治安回復と戦後復興にはまだまだ相当な時間がかかるといわれています。
またこの年、当時内閣総理大臣であった、小泉首相が東京・九段の靖国神社に参拝、中国、韓国には大変な反発をかいました。これもとても印象的な事件でした。戦争における傷跡は、まだまだこの先も子孫などに語り継がれて、人々の心の中に生き続けることでしょう。生き続けて戦争の悲惨さを伝えなければなりません。私たちの世界は、ずっと続いていくのです。時代を取り巻くその中で、何があったのかを歴史に刻んでいくのです。
環境問題に目を向けると、地球温暖化がますます進み、異常気象や土砂災害などが多発した年でもありました。私たちは個人レベルでも地球温暖化を食い止める意識を高めなければならないというところまで来ているのではないでしょうか?
スポーツ界、環境問題、文化・芸能、文化やくらし、経済などカテゴリわけをし2003年に起こった出来事を取り上げてみました。2003年はいったいどんな年だったのか、どんな問題があったのか、みなさんと一緒に思い出し、振り返りたいと思います。