2003年は邦画も洋画も名作と言われる映画の公開が相次いだ年でもあります。邦画だと『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』や『ONE PIECE ワンピース THE MOVIE デッドエンドの冒険』などのシリーズ作品が公開され、洋画だと『ハリー・ポッターと秘密の部屋』や『ターミネーター3』などこちらもシリーズ作品の映画が公開されました。
織田裕二が主演のフジテレビのテレビドラマ『踊る大捜査線』の映画化第二弾作品『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』。前作から5年ぶりの映画作品で、ストーリーも5年後から始まります。
これまでのオリジナルメンバーである織田裕二・柳葉敏郎・ユースケサンタマリア・深津絵里・いかりや長介らの他に新たに真矢みき・小泉孝太郎・岡村隆史らが加わり、お台場を舞台に凶悪な連続猟奇事件が繰り広げられます。いかりや長介の最後の踊る大捜査線シリーズでもあります。
観客動員数1260万人、興行収入173.5億円のメガヒット映画で、2003年の国内劇場公開映画の興行収入第1位を記録した他、2018年現在でも邦画歴代興行収入でも第5位、実写邦画歴代興行収入第1位の記録を持っています。
また、この作品では劇中の青島俊作の「レインボーブリッジ封鎖できません」と「どうして現場に血が流れるんだ」というセリフはシリーズを通して名セリフです。
前作では空き地だらけだったお台場も5年が経過したことによっていくつもビルが建設され、人気観光地へと変貌。それに伴い湾岸署では通常業務がまともにできないくらい道案内や迷子の対応に追われていた。
そんな中、湾岸署管内で中国人家族によるスリ事件と、噛み付き魔による婦女暴行事件が発生し青島と恩田すみれが事件を対応することに。その捜査中に会社役員が殺される猟奇的殺人事件が発生し、警視庁捜査第一課が湾岸署
内に特別捜査本部を設置する。捜査本部長には室井警視ではなく、本庁初の女性管理官である沖田警視が任命され室井警視はそのサポートに就くことに。
青島と恩田はスリ事件と婦女暴行事件はそっちのけで猟奇的殺人事件の捜査をすることになり、最新の監視カメラシステム「C.A.R.A.S.(Criminal Activity Recognition Advanced System)」も使用しながら操作するが、捜査虚しく第2の殺人事件が起きてしまう…。
J・K・ローリング原作の世界的ベストセラー『ハリー・ポッター』シリーズの映画化第二弾作品『ハリー・ポッターと秘密の部屋』。前作からたった1年後に上映され、この年の興行収入第1位173億円を記録しました。
前作同様に、ダニエル・ラドクリフがハリー・ポッター、ルパート・グリントがロン・ウィーズリー、エマ・ワトソンがハーマイオニー・グレンジャーを演じています。原作の面白さもさることながら、ハリーがロンとハーマイオニーと一緒に成長して困難に立ち向かう姿は感動を覚えます。
前作では、賢者の石をめぐりヴォルデモート側の刺客と戦い勝利したハリー。このシリーズ第二弾でのハリーはまたもやヴォルデモートと戦うことに…。
ハリーはホグワーツ魔法魔術学校での最初の1年を終え、夏休みを以前と同様に叔父のダーズリー一家の家で過ごしていた。ハリーは意地悪なダードリー一家に嫌気をさしながらも夢のようなホグワーツ魔法魔術学校での毎日を思い出していた。
そんな時、ハリーの前に突然屋敷しもべ妖精のドビーが現れ、「ホグワーツに戻ってはいけない」と告げる。しかしハリーはそれを拒否。するとドビーはハリーをホグワーツに戻らせないために、未成年の魔法使いの規定に違反するようにハリーの仕業と見せかけてマグルの前でケーキを浮かせる浮遊術の魔法を使ってしまう。ハリーはダーズリーに部屋に閉じ込められ、魔法省からも規定に違反したとして警告を受けることに。
部屋で一人落ち込んでいたハリーだったが、窓の外にロンの姿が!ロンは双子の兄フレッド・ウィーズリーとジョージ・ウィーズリーと一緒に空飛ぶ車でハリーを連れ出しに来てくれたのだ。ハリーはロン達と一緒にウィーズリー家へと向かった。
新学期へ向け新しい教科書を揃えるためにハリーとウィーズリーは去年も着たダイアゴン横丁に訪れ、そこで親友のハーマイオニーとホグワーツの森番ルビウス・ハグリッドと再開する。途中スリザリン寮生のドラコ・マルフォイとその父親のルシウス・マルフォイと出会いひと悶着を起こすがハグリッドに止められる。
新学期の為ホグワーツへと向かうホグワーツ特急に乗ろうとキングズ・クロス駅へ来たハリーだったが、ドビーの妨害魔法により9と3/4番線へつながる柱を通り抜けられず、ハリーとロンはホグワーツ特急に乗り遅れてしまう。2
人はホグワーツへ向かうため、空飛ぶ車に乗ってホグワーツの敷地内まで到着するが暴れ柳に激突。ロンの杖は折れたがなんとかホグワーツに到着した2人はいつもの充実した学校生活を送り始めた。
しかし、やがてハリーだけに「殺してやる」「殺せ」という正体不明の謎の声が聞こえ、生徒が石になってしまうという不気味な事件が起こり始めるのだった…。