大手レンタルビデオ店が、コミックを中心に書籍のレンタルを開始し、ビジネスは拡大しています。
コミックの売り上げが6年連続で、下降しています。その理由として、新古書店やマンガ喫茶の急増にありました。本来なら購入されるべき出版物だと主張してきた中、2003年4月に新古書店の大手がレンタルブック店を開きました。買って読む時代から借りて読む時代へとなりました。
これに対し、出版業界は出版物にもCD、ビデオと同様に貸与権を適用すべきと主張し、コミックや小説などにも適用される見通しとなりました。
貸与権とは、作品を貸し出す権利が著作者にあるとして、レンタル店などが得た一部の利益を、著作者に還元する利益です。1984年にレンタルレコード店が全国的に広がり音楽家などが集まり著作権法などで認められました。当時は零細企業貸本屋を保護するために、書籍や雑誌については、適用しないと盛り込まれていました。