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多発した土砂災害

日本は山が多く、平地は少ない地形となっています。そのため、土砂災害は避けられない自然災害です。土砂災害は毎年のように繰り返されており、2003年も、7月19日から20日にかけて九州水俣市で大規模な土砂災害が発生し、九州中南部では22人が犠牲となりました。

以前までは、台風による水害での死者が多数でしたが、最近ではダムなどの洪水対策により土砂災害での死者数の方が増してしまったのが事実です。

土砂災害が発生してから避難通達が遅いとの指摘もあり、普段からの調査を徹底し雨の状況により警戒の程度を変えていく警戒情報を流すなどして、土砂災害警戒情報を強化しようと2003年には9県で試行され、今後は全国で導入するという動きが出ています。

土砂災害における避難勧告

2003年に起きた土砂災害において、情報伝達の不徹底さに非難が浴びせられました。土砂災害が発生してから、1時間後に避難通告が出されたという伝達の悪さでした。普段からの周知がなされていなかったのが原因と見られています。

土砂災害は発生の予想が難しく、避難通告の時間が生死を分けるとまで考えられています。