2003年の9月に行われた世界大会では、カラー柔道着(ブルー)が、初めて着用されました。国内大会では「伝統の白」と主張する日本柔道連盟(全柔連)がカラー柔道着に反対して認めてきませんでしたが、世界大会はIJF(国際柔道連盟が主催)だったために認めざるを得ませんでした。
また、5分間の試合を経て同点の場合、最大5分間の延長戦を行い、どちらか一方先にポイントが挙がった時点で勝敗するという制度、GS方式もこの大会で初めて導入されました。
2003年世界選手権前に、IJF(国際柔道連盟)総会が開かれ、山下康裕氏が、無投票で理事に選出されました。山下氏は、ロス五輪無差別級金メダリストです。
理事三人のうち他の二人は、欧州出身者でした。山下氏にかかる日本柔道界の期待は大きいものとなっています。